本校では、昭和33年の開設以来、「目は高く 足は大地に」という校訓のもと、その実践を目指して教育を行っています。この校訓は本校の創立者で、初代校長でもある山口末一先生によって考えられたものです。それから、50年以上が経過し、その当時には考えられなかった変革が、日本だけでなく世界中に起こりました。しかしながら、グローバリズムの波が押し寄せ、IT革命による変革が起こった現在だからこそ、この校訓の持つ意味は、より深みを持ち、輝きを増しています。
「夢を目標に変えて現実にする。そのために計画し行動することの重要性。」このことを本校に入学した生徒たちは考えます。言い換えると、これは自分の人生をどう生きていくかを3年間で学ぶことなのです。
「なぜ働くのか」「どのような職業に就くのか」「なぜ学習するのか」「どのような学校に進学するのか」「自分のためやお金を得るためだけでなく、社会貢献としての仕事とは何か」どれも簡単に答えが出る問題ではありません。また、もしかしたら正解は一つではないのかもしれません。
本校では3年間をかけてこの問題に「進路コンパス」という進路指導システムで考え、「学習コンパス」という学習指導システムでキャリアデザインを実践していきます。そして、徐々に自分だけの答えを探します。もちろん、そこには学習と部活動の文武両道をこなし、建学の精神である「知・情・意・体」という調和のとれた人間を目指す教育理念が根底に流れています。
社会がどのように変化しても、また、世界のどのような地域へ行っても、リーダーシップを発揮して活躍できる人材育成を目指して、本校は教育活動を行っています。
夢を現実にするために、札幌から世界へ飛び立ち、社会貢献に努力しようとする皆さんの入学を心よりお待ちしております。
先生たちの思い 教师心声
充実した高校生活が送れるよう熱意ある先生たちが親身になって支えてくれます。
【国語】下山 恵美子先生
新たなる自分に出会おう
人がものを考えるときは必ず言葉を使います。言葉なくしては思うことも考えることもできません。だから言葉は人間の感情を核として生まれるもので、それを理解することは人間を理解すること。このように国語というのは“人間をみつめる”ことのできる教科。それは同時に自分自身のものの見方や考え方を見つめ直すことでもあります。国語の学習を通して新たな”自分“に出会ってほしいと思います。
【数学】佐藤 光紀先生
数学は誰にでもできるんです
数学が苦手な人、嫌いな人、または数学が難しいと感じる人でも、数学の問題を解くことができたり、数学が少しでもわかるようになれたらいいですよね。数学の考え方を正しく理解し、それを身につけることができたら誰でも数学ができるようになれます。数学ができるようになるには、センスが必要でもなく、努力だけでもなりません。高校で数学の力を変えてみましょう。
【理科】玉井 研二先生
見えていなかったことが見えるように
いくら自然豊かな環境にいたとしても、性能のいい機器を使ったとしても、気づかないがゆえにせっかくの姿が見えていない、ということがあります。理科の勉強を通して様々な自然の姿やものの考え方を身につけると、見える世界が広がってきます。生徒の皆さんにもそういう体験をしたり感覚を身につけたりしてほしいと思っています。
【英語】柳田 智子先生
言葉は使うことで生きる
私たちが日本語をコミュニケーションの道具として使っているのと同じく、英語も「生きた言語」です。使うことで言葉は「生きる」のです。使うといっても、慣れていないと何もできません。最初はたくさん英語を読み、聞いて「真似」をすることです。そこから自分の力で書き、話してみましょう。「聞く・読む・書く・話す」の4技能すべてを練習することが、英語力をつける一番の近道です。
【地歴・公民】佐藤 祐介先生
自分の可能性に磨きをかけてみよう
基礎的なところは暗記もありますが、社会を学ぶということは、それらの知識に基づいて社会的、自然的現象を考えるところにあると思います。そのなかでも地理は、人類の未知なことに対するあこがれから出発しました。自分だけでは考えつかないような視点からものを見る力をつける、そのような自分の可能性に磨きをかけてみませんか。
建学の精神
4H運動の精神
本校では,生徒一人ひとりが知・情・意・体のバランスの取れた人間であることを目ざして,教育活動を行っており,4H運動を積極的に進めています。4Hとは4つの英単語≪Head,Heart,Hand,Health≫の頭文字を指し,4Hのいずれにも重点を置いた生徒の育成を目ざします。
校章は雪の結晶に四つ葉のクローバーを配したものを採用しています。雪の結晶は北海道を象徴し,厳冬の中で堅忍不抜の精神を培い,常に清純端正なる心身を養うという目標を表しています。また,四つ葉のクローバーには一葉にそれぞれHead,Heart,Hand,Healthの意味を持たせ,4H運動の精神を表しています。
校訓
目は高く、足は大地に(高い理想を持ち、着実な実践を)
シンボルマーク
高い理想を掲げ一歩一歩着実に実践していくこと,そのためのたゆまぬ努力の積み重ねが学校生活を実りの多いものとし,明るい展望を開きます。将来の進路設計において、価値ある目標をもつ、明るく快活な 「個」を大いに尊重したいと考えています。個性を大切に,という指導方針に沿い,私たちは 「知」 「情」 「意」 「体」の調和の取れた生徒を育んでいきます。
本校の歴史
昭和33年03月20日 |
学校法人希望学園設立認可 札幌第一高等学校(普通科)として発足 |
昭和33年04月01日 |
初代校長として山口末一就任 |
昭和33年04月05日 |
初代理事長として山口末一就任 |
昭和34年04月04日 |
二代目理事長として高岡文夫就任 |
昭和36年03月31日 |
普通科に併設して航空工学科を新設する |
昭和37年08月18日 |
三代目理事長として田中時次郎就任 |
昭和38年08月18日 |
四代目理事長として岩澤靖就任 |
昭和39年06月30日 |
航空工学科を航空機械科に改める |
昭和41年04月01日 |
自動車工学科を新設 |
昭和42年04月01日 |
男女共学となる |
昭和43年10月12日 |
創立10周年記念式典挙行する |
昭和45年04月01日 |
二代目校長として佐賀晋二就任 |
昭和48年03月31日 |
航空機械科を機械科に、自動車工学科を自動車科に改める |
昭和51年04月01日 |
工業科を普通科に学科変更する |
昭和56年07月06日 |
五代目理事長として山口末一就任 |
昭和58年10月12日 |
創立25周年記念式典挙行する |
平成02年04月01日 |
三代目校長として松本明就任 |
平成02年08月22日 |
六代目理事長として松本明就任 |
平成02年10月01日 |
七代目理事長として加清準就任 |
平成05年10月12日 |
創立35周年記念式典挙行する |
平成07年04月01日 |
四代目校長として岡本宏之就任 |
平成10年04月01日 |
総合進学コース開始 |
平成10年10月12日 |
創立40周年記念式典挙行する |
平成12年04月01日 |
五代目校長として木本省三就任 |
平成18年05月01日 |
八代目理事長として山中洋就任 |
平成19年04月01日 |
六代目校長として岡野誠一郎就任 |
平成20年10月12日 |
創立50周年記念式典を挙行する |
平成21年04月 |
文理コース北進クラス・文理コース選抜クラス新設 |
平成24年02月 |
道内3会場(北見・釧路・帯広)入学試験開始 |
平成25年02月 |
道内3会場(旭川・函館・室蘭)入学試験開始 |
平成25年09月 |
新校舎建設工事を着工 |
平成26年02月 |
道内1会場(日高)入学試験開始 |
平成26年04月 |
文理選抜コース開始 |
平成26年07月 |
新体育館完成 |
平成27年04月01日 |
七代目校長として浜館宏樹就任 |
平成27年07月 |
新校舎棟完成 |
平成28年02月01日 |
九代目理事長として丹田貢就任 |
アクセス
●学校所在地
〒062-0021札幌市豊平区月寒西1条9丁目10番15号
TEL 011-851-9361(代表) FAX011-856-5151
地下鉄東豊線で「月寒中央駅」下車 (4番出口徒歩3分)
中央バスで「月寒中央通10丁目」下車(徒歩2分)
校歌
- 風薫る 希望ヶ丘の 朝ぼらけ 真澄の空に 仰ぎ見よ
高くそびえる われらみなの 理想の峰を
- 街々を 遥かに望み 空蔽う 松の緑と 意気きそい
直くきたえよ われらみなの からだと心
- 風雪に くじけずめげず まこともて 強くつらぬけ 日本の
未来を信じ 築けみなの 久遠の平和を
応援歌
- 若草燃ゆる 希望ヶ丘に はるけき理想 仰ぎてたてる
われら若人 意気こそ上がれ 一高一高 今ぞ立つ
- 常盤の松の 光をうけて 不断の努力 鉄腕かたし
われら若人 血潮はおどる 一高一高 今ぞ勝つ
- 桜の花の かおりも高く 正しき道を 歩くぞたのし
われら若人
誓いはかたし 一高一高 今ぞ行く
学生风采